■Top>Myhome

照明を安く購入するポイント




− 1.そもそもの定価が高すぎる! −

家の図面なども仕上がった頃、照明のプランと見積書を住宅メーカーから提示 され、照明の定価をトータルすると約80万円。メーカー割り引き後でも60 万円代になりました。住宅は住宅自体や他の設備費用の方が高額なために照明 だけの見積もりを見ても小さく感じてしまいがちですが、よく考えてみると納 得できる金額ではありません。 これをなんとか下げることはできないかと努力して、40万円台までググッと 下げてしまおう!と思い立ち、始めてみたら最終的には30万円台に乗ってし まいました!これからその勝因をご紹介したいと思います。 照明は事前にメーカーから電話帳よりも厚い照明カタログを数冊渡されて、各 自で決める場合と、ある程度のプランを設計してもらい施主側で調整/了承す るパターンがあり、始めは本当にいやになる作業です。しかも家が出来ていな い段階で、さらに壁紙や部屋の印象も考えるとなると難しい決め事の1つです。 また、商品に見取れて価格をついつい見忘れてしまうことがありますが、合算 してみると、ひとつひとつが結構高く驚くほどの金額になると思います。「何 年も使うものだからしょーがない」「この際だから」とも思ってしまいますが、 安いにこしたことはありませんし、照明の寿命はだいたい10年程度なのです。

− 2−1.プロのプラン設計をもらう −

さて、実際に多くの製品中からピックアップ(選択)するとなると、結構大変 な作業で、照明は部屋のムードや印象も大きく左右してしまうため、簡単では ありません。そこで、その部屋に合ったものを選ぶ時に「外形・明るさ・印象」 など、全ての条件を満たしてくれるようなプロのプランが必要になるでしょう。 プランはメーカーの専属プランナーが作ってくれると思います。家を発注した メーカーが無料/有料でプラン設計してくれる場合は、それをまず目を通しま しょう。もしもらえないようだったら頼んでみてください。 まるけんの家が採用した「松下電工」さんでは、家の平面図面を送るだけで、 その所にぴったりのプランを無料設計してくれるサービスを利用しました。 (家の設計書のコピーなどを送れば無料で作成してもらえます)   「松下電工」さんの「あかりプラン」は無料な上、カラー写真でとても見やす く、家の図面と重ねて確認ができるため、とても便利で感動しました。

− 2−2.プランを自分達のモノにする! −

さて、実際に作ってもらったプランをみて決定するのもいいですが、そのまま では、自分達の意見があまり尊重されていませんし、もっと気に入ったものを 取り付けたい方もいることでしょう。プランをもらったことで「どれを選択す ればいいのかわからない・・・」という悩みはある程度なくなったことと思い ますので、ここからはそのプランを参考にして「オリジナル風に微調整・アレ ンジする」といった感じで、プランを自分達のものにするのはどうでしょうか? すると、簡単に自分達のオリジナルプランができあがることと思います。この 時にオリジナルプランに変更する際に注意する点があります。 「安いものを・・・安いものを・・・」と考える前に自分が取り付けたいもの を選びましょう。それから価格のことを考えた方がいいと思います。それでは 最終的に「ランクを下げた」ということになってしまいます。 それだけを守れば、自分達のオリジナルプランが簡単にできあがります!

− 3−1.どこで購入するか検討する −

家は照明や電気配線に限らず、カーテンや壁紙そのほかいろいろな注文などで 施主の方は短期間にとても忙しくなっていることでしょう。するとメーカーに 任せたりする部分も多くなってしまい、家が出来てからゆっくり見積もりなど を見たり、お店に行ってみると意外と高かったことに気がつくことがあります。 さて実際の照明の購入ですが、一般的に全てメーカーに任せる方が多いことで しょう。またそれが一般的だと思っている方もいると思います。 さて、ここからが「裏技」となります!!! 住宅メーカーに全て委託すると、その見積り通りの金額になります。だいたい 数十%程度の割引で見積書が算出されていると思います。 ここで電気屋さんや照明を扱うDIYショップに足を運んでみてください。す ると、同じようなタイプの同じメーカーの製品でも見積りよりも安い価格が表 示されているプライスカードが目によく入ってくると思います! 最近では、「日曜大工」のブームもあり、DIY系(Do It Yourselfの略) ショップでも一流メーカーのカタログ(取り寄せ)商品の全てを数十%OFF で取り寄せてくれるというお店も多々あります。そのほとんどが、住宅メーカ ーよりも割引率が大きく、ダウンライトや特殊なお店では扱っていない製品で も、全品安く取り寄せてくれるショップがほとんどのようです。 最近では、全メーカーの照明器具を30〜60%引きで全品取り扱ってくれる インターネットショップも登場し、送料がかかってしまいますが数が多いほど 送料も安くなるというものまで登場しました。

− 3−2.さらに賢い照明の選び方 −

DIYショップや電気屋を見歩いてみると、カタログから選んだものに似た商 品がお店に並んでいることもあり、よくみるとお手頃すぎる価格で安く販売し ているものがたくさんあります。 そもそも照明というのは交換するサイクルが5年から10年と長く、そのため 需要と供給のサイクルが長くなるため、それほどお店では売れ筋の物ではあり ません。そのため安い価格で消費者に提供し、購買意識を高める傾向にある特 殊な家電商品であるため、このお得な買い物を使わない手はありません。 しかも、お店は多量仕入れ(大型店は本部による多量仕入れ)によって、仕入 れ単価を下げているので、カタログ取り寄せのような割引率よりもさらに50, 60%以上OFFという価格提示していることでしょう。 実際にはカタログから自分が選んだり決めた型番はなかなか見つかりませんが、 それと同等もしくは、さらにワングレードアップの製品(リモコン付きなど) が当初の予算よりも安く購入できることに気がつくことでしょう。 しかし、ここでも注意や気をつける点があります!
  1. 品質は絶対低下させない
  2. W数はプロのプラン通りにあまり変えない
  3. 自分のお気に入りのメーカーには最後までこだわる

− 4.メーカーに報告! −

照明を決定したら、ダウンライトなど埋め込み型照明などは、あらかじめ穴開 け加工などをしておく必要があるため、家のメーカーに「どこどこはこれこれ を取り付ける」といった決定した設計プランを先に知らせたり、型番を伝える または、商品を実際にメーカーに引き渡さなければなりません。 後でも変更が可能な簡単に取り付けることができる引っかけ型照明(シーリン グ・シーリングライト・シーリング取り付け型などと言います)はじっくり選 択する時間ができますから、埋め込みや特殊照明などだけは工事があらかじめ 必要なものは最初に伝えてしまいましょう。工事に迷惑がかからないようにし ておいて、引っかけ型照明をじっくり選ぶのがおすすめです。

− 5.照明製品の発注/調達 −

さて、ここで全て自分たちで照明の調達を行うか検討してみましょう。例えば ダウンライトや特殊照明は埋め込み工事が必要となるため、工事店や住宅メー カーから予告される工事日までに商品を用意して納品しないといけないなど、 進行状況の関係から制限があることがあります。 このような場合は、工事店の都合もあるため工事店への引き渡し日時を提示さ れた場合などはダウンライトのような特殊な埋め込み照明などは住宅メーカー に商品をお願いした方がよいかもしれません。ダウンライト自体は5〜8千円 くらいのものなので、メーカー委託でもそれほど高い金額にはなりません。 賢い買い物・DIYショップの達人であれば、家一式の照明を全て自分で取り 寄せて予算を大幅に下げることもできます。お好きな方はどうでしょう?結構 はまってしまいます。。。 DIYショップで購入するのであれば必要となる日にちの1週間〜4日以内前 までにお店に納品してもらい、取りに行きましょう。DIYショップではトラ ックの貸し出しサービスなどもあるため、配送は自分で簡単にできます。これ で数十万円もお得になるなら、簡単な作業です。 電気店で照明の照明器具を数点同時に購入する場合は、店員さんに「購入する 数(金額)が多いので、もう少しサービスできませんか?」と一言言ってみて ください。電気店の場合はさらに値引きも期待できるでしょう。

− 照明の利便性も追求せよ! −

今は「リモコン」で照明のON/OFFや調光(明るさの調整)ができる時代 なのです。「その機能が付くと高くなるんじゃないかなー」と思いがちですが、 電気店などに行ったときに気付くと思いますが「基本的についてしまう!」そ ういう時代なのです。今は・・・。付いても付かなくても価格はあまり大差は ありません。子供部屋やお年寄り、また部屋に応じて利用してみてはいかがで しょうか?  

− 注意するべし! −

各自で照明を用意した場合、メーカー注文だったら無料である「設置工事料」 を別途請求される場合があります。 ですから、その別途に請求される「設置工事料」を差し引いても自分達が得を する割引率の購入先が好ましくなります。家のメーカーでも異なりますが、ま るけんの家のメーカーの場合、埋め込みタイプのダウンライトは、穴開け工事 もあるので1個所1300円、その他は全て1個所1000円の工事料を各自 で照明を用意した場合請求したり、照明器具の工事は無償で行う場合もありま す。(別途請求金額は、各自メーカーに聞いてみてください)

− 参考資料:照明の材質について −

照明で最もよく使われるドーム型のカバーをかぶせるタイプの洋室用ライト。 洋室に最も用いられる白の半透明なカバーの照明ですが、そのドーム部(フー ド)の材質によって、照明の寿命が違うことがわかりました。 基本的に2種類になります。だいたい今の製品では「アクリル」が主流のよう です。アクリルタイプは、下のような特徴があります。
  1. 軽いので取り外しが楽
  2. ほこりをよせにくく、また掃除が容易にできる
  3. プラスチックに比べて照明の発熱などによる変色がしにくい
などメリットが多いです。プラスチックの変色は、イタいですね。

− 参考資料:照明と部屋の大きさ −

照明と一言で言っても、厚いカタログがあるように多種多様なのです。 光のもと(光源)を分類してみると
  1. 白熱電球(電球といわれるものです。一般的)
  2. 蛍光燈(よく使われています。)
  3. 放電灯(体育館やトンネルなどに使われています。特殊)
  4. エレクトロルミネセンスランプ(ELランプといわれてます。特殊)
一般家庭では、1と2が使われ、場所によって使い分ける必要もあれぱ、両方 取り付けて、お互いのメリット・デメリットを補うという使い方もあります。 また、2の蛍光燈にも種類があり、昼白色や3色発光もの、また橙色を発光し やわらかい(寝室用の)光を出すものもあります。これは、すべてカタログで カラーを確認できますので大丈夫ですね。 次に実際に照明の選択をしてみましょう。 照明は、直接照らす「直接照明」と天井や壁などに反射させて照らす「間接照 明」があります。間接照明はリビングや寝室・廊下などムード感を出したい時 に利用することが多いので、直接照明がメインになります。 設計となると・・・ が必要です。しかし、もっと簡単に選択できないものかと思いませんか? そう考えた時に、カタログには照明の「ワット数」(W)のみが参考数値とし て表示されていますね。これを利用します。 ここでは、照明の技術データをあげておきますので参考にしてみてください。 (部屋の大きさ別で掲載し、全て直接照明とした場合。和洋共通) 書斎などのワークスペースでは、プラス30W(例、8畳の場合100W程度) 上のワークスペース例や、10畳以上の場合は部分的に補う例もあります。 カタログによっては、参考用に部屋の広さも掲載していますが、ワークスペー スなどの特別な部屋なども、そのカタログにしたがって選択する必要がありま す。各部屋別にページが用意されていますからそれを参考にしてください。 (必要照度不足は視力低下などにも関係!)10Wくらい違っただけで、大き く影響するので注意!変更は数W程度で! 廊下などは「ダウンライト」(天井埋め込み式ライト)が主流のようです。
Last updated; 2001.3.2
Copyright (C) 1997-2000 Maruken's Homepage, All rights reserved. -- http://www.bitrex.jp/ --
/Top Page