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住宅情報化に向けて
− 高くなる水準と住宅情報化への対応 −
数年前まではパソコン通信やインターネットという言葉も、今のように普通の
生活には出てきませんでした。しかし、今では人間のライフスタイルに一番溶
け込んでいるものなのかもしれません。他にも衛星放送(BS)や電話回線、
地上波TVは全てデジタル放送に移行し、私達を散り巻く環境はネットワーク
一色となり、さらにクオリティーの高いサービスが受けられるようになります。
そのためこれから家を造る/リフォームするのであれば、そんな次世代環境が
必要になったときに、壁に穴を開けたりケーブルを引き直したりといった「露
骨な後工事」、つまり外観を損なうような後工事をしなくても、簡単に移行で
きるような余裕を持った環境を作っておく必要性は十分にあると思います。
この「住宅情報化」という言葉は「今すぐには対応させなくても、あとからで
も対応できるように、ある程度準備してある住宅」という意味も含まれ、未来
標準をいまのうちに、クリアしておくことがなにより重要なことになります。
− 「住宅情報化」における住宅メーカーの対応 −
「住宅情報化」は、ここ数年で始まったものであり、メーカーによっては概要
やマニュアルができていないことがほとんどです。
ですから、施主側がしっかりしたプランをメーカーに提示し、場合によっては
部材の指示なども行わなければならないこともよくあります。大変な作業にな
るかもしれませんが将来設計のことですし、やり遂げたときの達成感がありま
すので、がんばりましょう。
設計や注文に入る前に、まず忘れてはならない点があります。それは「住宅メ
ーカーの電気工事店にお任せしても、なかなか自分の思うようなネットワーク
/情報配線は構築できず、この場合あとでトラブルが起きること多い」という
ことです。(もちろん例外もあります)
情報配線はユーザーの構築案によってとても多種多様な種類が存在し、それら
を数回の打ち合わせで完全に伝えることは難しいことはお分かりになると思い
ます。そのため、もし工事店に依頼したり住宅メーカーに依頼する場合は「自
分のプランを明確にして、相手が了承するところまで確認し、その工事の発注
了承を文面で受け取っておき、大切に保存しておく」ことをお奨めします。
仮に自分がしっかりとしたプランを提示しても、場合によって家ができてから
間違いを見つける事があります。それにはやはり、やりとりも含めたFAXな
どの文面がなにより証拠になり、無償で後工事を行うことにつながります。
− 必ずあるミスとトラブル −
最近寄せられるメッセージに「欠陥」があります。いくつかパターンがあるよ
うですから、後々トラブルが起きないようにしっかりチェックしましょう。
1.部材のミス
部材のミスには、図面での指示と使われた部材とが食い違っている最悪な欠陥
と、そもそも基準に満たない部材で設計され図面におこし施工されてしまった
場合などがあります。
2.施工ミス
配管をお願いした場合、行き先表示の間違いやそもそも配管自体を間違える場
合があるようです。また端子加工や接続においてミスしていることもあります。
上記の注意点として、図面での部材指定や現場確認、責任者との打ち合わせを
綿密に何回でも取っておくことです。またプラン設計(図面)や指示の文章化
を行い責任者に見せたりFAXを送り、了解の旨のサインやFAXを受け取り
「保存」しておくことが一番です。
もうひとつ付け加えますと、施主側のプランや認知不足/指示不足によりプロ
の方が考えた上で適切な施工した場合もありますから、先のように施主側の意
思とメーカー側の了承などをはっきりさせ、残しておくことがなによりです。
Last updated; 2001.4.21
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