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ネットワークな居住空間の構築




− ネットワークな居住空間へ! −

最近では新築の際に家庭内LANを導入する方も多いようです。これは家庭の コンピューターの台数の増加なども関係してきており、このページでは家庭内 LANによる快適なインターネット環境を構築しようとしている方々に、お役 に立てるような情報を提供しております。 一般家庭からインターネット対応マンション/アパート、ホテルまでの幅広い 情報を事例なども含めて掲載していきたいと思っています。

−−−−− 1.一般家庭編 −−−−−

< LAN配線設計/スター型配線 > 家庭内LANのメリットはISDNなどのルーターを利用して複数台の同時イ ンターネット接続やファイルやプリンタなどの共有があり、具体的な配線の設 計方法は・・・ 1.家庭内LANの配線も他の情報配線と同様に、まず家庭内のネットワーク   の中心を設定する。(HUBやルーターを置く部屋・情報分電盤の設置) 2.そこから各部屋へLANケーブルを放射状に配置する。 情報分電盤などを基点に各部屋へネットワークケーブルを配線すると、その形 が星マークに似ていることから「スター型の配線方式」といわれています。こ れは一般的な10BASE−T方式のLANで推薦される配線方式で、家庭内 の各コンピューターが基点を中心にしてLANで結ばれることになります。   2つのスター型ネットワークを結合させ、全て同一のネットワーク上に乗せる 方法もあります。ある1ヶ所にサーバーやPC・プリンタなどが集中する場合 などに、特に効率の面でメリットのある方法の一つです。   情報分電盤にISDNやブースター等の各種機器が入らないことや、閉じ込む ことから機器の発熱による温度上昇などの問題から、将来的な可能性も含める と、壁端子を使ったパネルタイプにしておいて近くに台などを設置し、そこに 各種機器を置いて接続/配線するのもいいと思います。   テレビ・電話・ホームバスなどが集結される部屋側の「情報コンセント」。1 プレート化されたものもありますが、直近に各種端子を備える方法もあります。 < 配管の検討 > ケーブルは通しやすいように配管と呼ばれる配線のための管を入れておくこと で後から追加工事やケーブル入れ直しなどができるためお奨めします。住宅メ ーカーによって配管が家の設計上不可能なこともあります。 < 1.実際のLAN工事/発注 > NTTのISDN工事や専門の電気工事店、また新築において工事しておく場 合に自分の希望するネットワーク環境をしっかりと指示しなければ、なかなか 思い通りのネットワーク配線は構築できなかったり、完成後でトラブルが発生 することもあります。また工事店もプロの方もいればやや古い規格を持ち出し てくる方もおります。その時にプランが変えられてしまったり論外な工事がな されることもあるようですから、しっかりとしたプランと意思を伝えましょう。 NTTの工事会社「NTT−ME」(旧NTT−NE)でも最近では、ルータ ー/LAN機能がついたISDNルーターなどの製品もあるため、LAN工事 も行っているようです。 設計は部材の指示はケーブルの種類と端子加工の指示、設置場所の指示くらい になります。既存の家での後工事の場合で、できるだけ外観を損ないたくない ときには壁内配線や天井裏配線等をお願いしてみましょう。後で自分で増設な どを行いたい場合は配管工事もしておくと便利です。 基点場所:   スター型の基点となる個所、コンピュータールームなど 使用ケーブル: LANケーブル(UTPケーブル)/CAT5タイプ LAN端子:  CAT5情報端子(LAN端子)   配線はスター型の場合、基点とする情報分電盤やメインの部屋となる個所から 各部屋へ一本一本、個々にLANケーブルを送り、LAN端子の工事をケーブ ル端それぞれに行います。基点とした個所にそれぞれの部屋に向かうLAN端 子が設置されるので、その端子とHUBやISDNルーターをストレートケー ブルで接続すれば、家庭内LANの完成です。 (別途設定方法も別ページで紹介しています) < 2.実際のLAN工事/発注 > 将来的であってもLANを家庭内で構築する場合、各部屋との通信が必要にな ってくることがほとんどですから、全部屋の壁内とHUBが設置される部屋と の間にLANケーブルを配置しておくとよいでしょう。 基本的に電気工事屋では、電話やISDN用の工事しか扱った事がない場合が ほとんどで、ISDNバス配線まで対応できる、話が通じる場合はLANの話 も通じることもありますが、基本的に知らない場合がありますので、ケーブル や配線方法、使用端子などを指定する必要があります。指定しない場合は、適 当なもので対処される場合があるため、失敗しない工事の依頼には、私たち施 主が認知しておく必要があります。 決めておくことは、配線を集中させる所(HUBを置く所)の決定と端子を加 工しておく部屋との両端端子工事の個所の決定など。 ・工事発注方法
  • LANケーブルは「UTPケーブル」でカテゴリー5とする
  • LAN端子は「RJ−45」でカテゴリー5とする
  • 配管は省略可能。(指定があるときはすること)
  • ステップル(配線固定針)は使用禁止 電気工事屋によっては、取り扱いはできないということになる場合があります が、自力でできるという方は配管やワイヤ通しだけしておいてもらったり、ケ ーブルを流しておいてもらい、端子を自分で加工するなどしましょう。 コンピュータールームなどや模様替えの多いリビングなどには、2つ以上の端 子設置も検討してみましょう。 各部屋からのLAN回線が集中する所。後からでも端子が追加できるように、 全部屋にケーブルが送られていて、必要になったときに取り出して工事して、 追加する事ができるようになっています。 家の完成直後からLAN端子が必要となる個所には、LAN端子の加工を行っ ておいてもらいます。それ以外の個所には、ケーブルのみを送っておいてもら い、テレビ端子や電話端子付近の壁内に収容しておいてもらいましょう。
    − 自分で配線を行う場合は? − カテゴリー5のLANケーブル(UTPケーブル)を用意しておけば、LAN 以外にもISDNの配線からISDNバスケーブルとしても、そして電話回線 (アナログ)としても4回線分確保できるネットワーク万能ケーブルです。 スター式として集中させる部屋と各部屋との間に、このネットワークケーブル だけでも壁内に配置するなりしておけば、容易に追加・変更工事が可能です。 最近ではCAT5タイプの壁型LAN端子も千円台で発売されていますから、 設備負担は少なくなってきています。 しかしながら、実際には新築やリフォームのときに行わない限り難しいです。 その場合は天井裏や既存配管(TVなど)を通して配線しますが、ポイントと しては、品質維持のため配線固定金具のステップルを打たないことです。LA N工事には免許は不要ですから、ケーブル通しや配管などDIYショップなど を利用して作業は丸一日、力仕事が主になると思います。配管にはケーブルを 容易に通せるように引っ張るための針金が入れられたものを用意するといいで しょう。太さのタイプは16や22、28などのCD管を用意します。 ケーブル端末加工用の器具や部品もありますので、UTPケーブルを通し端子 の加工は自分で行ってもいいでしょう。

    −−−−− 2.マンション/アパート編 −−−−−

    配線や配管、また管理者などの意向などもあるかと思いますが、まずは問い合 わせてみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。このご時世ですから 自己負担などで工事の許可をお願いしてみるのもいいと思います。 < CATVインターネット > 各部屋にそれぞれCATVインターネット用のCATV双方向端子を設置する 方法もありますが、加入口数が多い場合はCATV局が商用サービス契約を用 意していることがありますので、ご近所などと協力して一度CATV局に問い 合わせてみるといいでしょう。 場合によっては、光ケーブルと専用接続機器を収容することもあり、独自のプ ロキシサーバーを設置したり、各部屋にLAN端子、規模に応じたルーターや HUBを用意すると、インターネット対応環境ができます。CATV以外にも プロバイダサービスや専用線サービスを利用することで可能になりますが、イ ンターネットのサービスとして別料金を請求したり、ほかの理由等でサービス 免許などが必要な場合もありますので、契約先に相談してみてください。 いかにサービスを「基本サービス」として提供するか、ということが基本にな ります。それ以上はプロバイダサービスと同等な扱いがなされます。また個人 契約のものを勝手に他の人にサービスしたり、2次利用させたりすることは契 約において禁じられていると思います。
    Last updated; 2000.8.1
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