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住宅情報化/情報配線
− 6.設計についてのアドバイス −
部材やケーブルの種類や選択方法は先の紹介で把握できたと思います。さて次
に実際の設計図の作成方法になりますが、各部屋には情報コンセント、家の中
心に情報コンセントを集中的に管理/分配する情報分電盤、そしてそれらをつ
なぐケーブルと端子などの種類の決定と配線図面の決定になります。
設計図面はみなさまが希望する構築プランが多種多様であるため、全てをカバ
ーすることはできませんが、設計においてのヒントになればと思い、簡単な設
計方法を提示しておきます。
CATVインターネットを利用する例です。この場合、CATV局が1つの契
約またはオプションサービスにおいて数台の同時接続が可能な場合に、複数の
部屋で同時にインターネットを利用することができます。またテレビ配線に注
目してみますと、TV/CATV/BSを混合しているため、2本のテレビ配
線で全ての部屋で、TV/CATV/BS/CSのメディアに対応できること
がわかります。
ISDNのルーター機能付きTAを用いた場合の例です。*印は1機器で基本
的にはひとつです。ルーター機能付きTAにはLAN端子が4ポート用意され
ているものが一般的で、各部屋のLAN端子と接続することで、同時にインタ
ーネットを複数の部屋で利用することができます。さらにそのTAの電話端子
に各部屋の電話配線を接続することで電話も利用できます。ただ4ポートも電
話端子が用意されているTAは少ないため、どこかの部屋は接続できないのが
実情かもしれませんが、コードレスホンなどを利用すれば解決できます。
テレビメディアだけを例に考えてみます。住宅情報化では2本の同軸ケーブル
が推奨されていますが、地上波放送系と衛星放送系(BS/CS)を別々に設
けたい方も多いと思います。すると各部屋に3本テレビケーブルを配置しなく
てはならなくなります。しかしここで考えてみますと、デジタルBSも始まり
各部屋でBSを楽しみたいことはあっても、デジタルCSはリビングやAVル
ームだけでいいと考えている方もいるかもしれません。そこでCSを利用する
部屋に単独でCSケーブルを設けて、他の部屋はテレビとBSの2系統を配置
しておくことで対処する方法もあります。この場合も配線は将来性を考慮して、
情報分電盤を経由しておくことを推奨します。
BSやCSチューナーは有料チャンネル(PPV)や視聴者参加型番組、ショ
ッピングなどのために電話線を接続する必要がありますので、利用する部屋は
用意が必要です。
Last updated; 2007.9.1
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