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住宅情報化/情報配線
− 10.打ち合わせ/書類引き渡し/ワンポイント −
プランが完成しましたら、図面の引き渡しや打ち合わせといった工事の依頼/
発注になります。いよいよ最終段階で、これから自分たちの希望する施工が行
われることになります。
ここでは、最終段階でポイントとなる部分をピックアップして、各項目で紹介
できなかったトータル的なアドバイスをさせていただきます。
− 10−1.予算を抑えるポイント −
住宅情報化への対応はクオリティー性の高いケーブルを配置するため、一般的
な施工プランでは対応できないことがほとんどで、追加料金/初期投資が大き
くなってしまうのも実情です。
実際に見積もりを頂いて驚いてしまう方も多いようで、5部屋程度に衛星テレ
ビ、一般テレビ、電話、ISDN、家庭内LANを配管というケーブルを通す
管を用いる方式で予算的には100万円を超えてしまうのが一般的なようです。
−− ポイント/二重取りをさせない −−
例えば契約プランや設計図、契約書を見てください。「一般電気配線」などと
いう名目で数十万円単位の金額がすでに工事店に支払う手数料として契約内容に
記載/含まれていることがほとんどだと思います。
つまり、新築の場合、基本的に最低限必要なコンセントやテレビ端子などの電
気工事費用は契約プランに組み込まれていて、コンセントや一般的な最低限必
要な電話配線/テレビ配線は部屋の数や大きさに見合わせて、それなりの設計
とその金額が既に請求され、それがこの一般電気配線の請求になっています。
例えば住宅情報化に適さない一般的なテレビ配線を衛星対応のハイグレードケ
ーブルに変更し、住宅情報化に対応させたいと施主から要望があったとします。
メーカー側では要望として、別の請求書/見積書の作成を行ってしまいますが、
早い段階から「一般的なケーブルではなく、差額は負担するので衛星対応のケ
ーブル(詳細は下記)に差し替えて欲しい」とお願いするのです。
丸々別途請求されても気がつかない人も多いと思いますが、ランクアップ/部
材変更であることを前提に話を進め、さらにそれを強調した交渉を行った場合
には、その差額のみしか請求できずトータルコストを抑えることができます。
写真は実際に別途請求された見積書で、この工事に用いる電設部材の金額より
も工事費の方が高くなってしまったという、よくある例です。電気配線の場合、
工事費の方が高くなることは特殊なもの意外はそうはありません。最終的には
これらの交渉で下げたり、工事内容にもよりますが無料サービスとなった場合
などもあり、早めの交渉次第で意外と予算を抑えることはできるのです。
ダイレクトに「今のご時世を見据えて、衛星対応のケーブルを配置してくれる
メーカーが増えているようですね」と話をもちかけると、意外とサービスで変
更してくれるメーカーもあれば、最初から住宅情報対応ケーブルを配置してく
れるメーカーもあるようです。
−− ポイント/現場によく足を運ぶ −−
住宅メーカーの場合に、工事は請負の工事店や工務店が行います。基本的にメ
ーカーではそれらの統括や金銭面の事務的な処理がほとんどです。
施主からの要望や注文は住宅メーカーが予算を算出し、施主側に見積書を渡し、
了承印を押すことで作業が進みますが、気前の良い工事店や工務店であれば、
メーカーを通さず小さな棚の追加やコンセントの増設程度であれば、サービス
としてやってくれることがよくあります。
これもよく足を運び、お茶や休憩の時間のひとときの雑談から受けてくれるこ
とが多いですし、アドバイスをくれることもありますから、なるべく一緒の時
間を作りましょう。ただ、そこに住宅メーカーの方がおりますと、計算機を出
してきますから、そこのところはうまく場を持ちましょう。
−− ポイント/標準品の見直し・返却 −−
家は施主、そして家族が希望する機能やさまざまな注文をつけていくことで、
自分たちだけの、そして自分らしい家を作っていくことでしょう。すると個人
的につけた注文によって、標準で取り付けられる商品などが不要になることが
あります。
情報配線の設計もそのひとつで、オリジナルの設計したことで不要となる製品
も出てくることがあります。その場合には前もって解除して返金を求めること
もできます。また同等のものへ交換も行ってくれることもあります。
例えば標準でカメラ付ドアホンを取り付けられることが最近ではほとんどです
が、それがカラー対応のために以外に高額な金額になっていることもあります。
モニターが白黒でも十分という方は、そういう小さな部分を契約書から早い段
階でみつけておいて、メーカーと掛け合ってみてください。
ほかにも浄水器や足元ライト、非常灯システム、玄関灯、ポーチライトなど数
多くありますので、気になった項目はすぐにメーカーと相談してみてください。
Last updated; 2007.9.1
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