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住宅情報化/情報配線




− 参考資料 点検口の利用/検討 −

テレビ関連のメディアだけでも家庭内全体で十数本張り巡られる計算になるこ ともあり、そうなると情報分電盤のスペースに影響が出てきます。するとIS DN機器やTA、ISDN配線がうまくいかなくなってしまいます。 そのような場合は、メンテナンスが比較的少ないテレビ系の放送配線のみを情 報分電盤付近の「天井裏」などにテレビ配線一式を移動するとよいでしょう。 ケーブルの本数やスペースなどで問題が発生する場合には検討してみましょう。 情報分電盤付近の天井裏に「点検口」と呼ばれる天井口を設けた工事例。メン テナンスや変更の少ないテレビ系の配線を情報分電盤付近の点検口上に移動さ せたことで情報分電盤が有効に利用することができます。 尚、この場合でCATVインターネットに対応させる場合には、CATV分配 器が設置される個所(外壁側)から、専用のケーブルを情報分電盤に1本だけ 独自に送っておくことをおすすめします。詳しくは前もってご加入のCATV 局にお問い合わせいただき、アドバイスをもらっていただきたいと思います。 *** 点検口を利用する際のCATVインターネットへの対応 *** 特にCATVインターネットの場合、ケーブルモデムに直接別の専用ケーブル を保安器から配線しなければならないことがほとんどで、その場合にこれらの 機器を最終的に情報分電盤に設置したい時には、点検口にケーブルを余裕を持 たせて経由させ、情報分電盤までダイレクトにケーブルを送り、ケーブルモデ ムなどにダイレクトに接続するようにします。 そして情報分電盤から各部屋にスター型にLANケーブルを配置しておけば、 情報分電盤にHUBなどを置いて、利用したい部屋にLANケーブルでケーブ ルモデムとHUB、各部屋への接続を行うことでオプションも含めて、インタ ーネットの同時に各部屋で利用でき、さらにどの部屋でも後から増設すること が出来ます。 このようにブースターや分配器、ケーブルモデムのような機器を経由しないと いけないケーブルを重要幹線といい、点検口を利用して分けた場合には、将来 的な応用性も考慮したほうがいいと思います。 例えば、上のように点検口に余裕を持たせておくと、将来ケーブルモデム以外 の情報端末が設置されることになったときに、そこでケーブルを加工しなおし て将来、対応させることもできます。 テレビ系の配線を全て別のところに集めて、情報分電盤と完全に切り離してし まうと、将来CATV電話などの新サービスが始まったときにテレビ配線と電 話配線が別になっているところから、工事に不都合が発生してしまうこともあ ります。そのため、情報分電盤と点検口は近い位置でケーブルが後からでも行 き来できる位置に設置しましょう。テレビメディアといってもテレビだけでは なく、これからは通信サービスも始まることを忘れてはいけません。 テレビ系分電盤を2階天井裏に設置し、情報系の分電盤を1階に設置する例も あります。2階天井裏から1階情報分電盤まで壁の隙間を広く特別にとってお き、それを伝って1階分のテレビ配線を2階のテレビ分電盤へ、2階分の情報 配線を1階の情報系分電盤に相互に落とすようにすれば、配管がなくても多量 なケーブルを相互に整備/増設することができます。 壁の隙間を有効に使って2階天井裏から下りてきた1階情報分電盤付近の天井 裏の工事風景。テレビ配線はここを中心に1階の各部屋へ送られ、2階分の情 報配線はそのまま1階の情報系の情報分電盤へ集合させるために向かいます。
Last updated; 2007.9.1
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