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住宅情報化/情報配線




− 特例的な補足と参考資料 −

情報配線は高度や高機能化になるほど、複雑な形態になってしまうことがよく あります。それに加えて施主としての希望も考慮すると、さらに複雑になって きます。ここでは各項目別に、様々な対応例やトラブルシューティング、意外 と重要な各メディアの補足、将来設計について紹介します。 *** BS/CS:アンテナへの通電ポイント *** BSやCSをブースターなしで普通に分配した場合には、完成後に設けた端子 にチューナーをケーブルで正しく接続しても受信できない場合があります。 パラボラアンテナは単体では動かず、チューナーからアンテナに電力を供給す ることで動作しており、情報配線でBSやCSを分配するとき、家庭内のいず れかのチューナーが代表して電力を供給しなければ、正しく配線していても受 信できません。情報分電盤にBSやCSのブースターを入れる場合は、ブース ターが代表してアンテナに電力を供給するため問題なく受信できます。 分配器は全てのチューナーから電力を供給できるようにすると、チューナー同 士が電気を送受することでうまく動作しなかったり、場合によっては故障も考 えられるため、どれかひとつの接続ラインに限って電力の供給を行うような設 計になっています。その分配器の端子を「通電側」といい、1つまたは場合に よっては2つ用意されていて、その端子に接続されるチューナーが代表してア ンテナに電力を供給することになっています。 つまりBSやCSブースターを利用しない場合は、アンテナの電源を管理する 代表のチューナー(それを利用する端子/ケーブルライン)を設定して、その ケーブルを「通電側」接続し、常に電力をアンテナに接続しておかないと、B S/CSの信号を常に安定に各部屋に供給することができません。 BSチューナーやBSチューナー内蔵ビデオ/テレビや同様のCS関連機器で は「BS/CSアンテナ電源連動/非連動」切り替えが用意されていて、連動 は機器の電源と連動するため、電源を切っている場合には他のチューナーで受 信することはできませんが、非連動にしておくと常にパラボラアンテナに電力 が供給されるため、いつでも電源を入れれば家庭内でBS/CSを楽しむこと ができます。 通電側の指示をしないと適当に直通ラインを接続されてしまい、最初は1つの 部屋に限って使用する場合でも、どこの端子にBS/CSチューナーをすると 正しく動くのか、主に使用する部屋と直通ラインとの食い違いで、正しく接続 しているのに受信できないなどの問題が発生しますので注意してください。 それでも受信できない場合は、パラボラアンテナの方向合わせが行われていな いことがあります。方向合わせは技術料として別途請求される場合がほとんど で、ある程度知識のある方であれば数十分で完了できるでしょう。
Last updated; 2007.9.1
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