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住宅情報化/情報配線
− 1−2.プラン設計 −
それではこれからあなた、そして家族に合ったホームネットワークプランを立
ててみることにしましょう。あなたが今現在考えられるインフラ整備の中で、
必要なものにチェックを入れてみてください。
住宅情報化における基本メディア
・テレビ系 □地上波テレビ □BS □CS □CATV
・電話・情報系 □アナログ回線(ADSL) □ISDN回線
・情報系 □光ファイバ(FTTH)
さらに将来性重視の住宅情報化への対応
・ホームネットワーク □家庭内LAN □ホームバスシステム
・自動検針システム □ガス □水道
・ホームセキュリティー □センサー用配線
【用語チェック】
●地上波テレビ・・・一般的なテレビ配線。ただし今後はデジタル化へ移行する。
●BS・・・衛星放送。デジタルBSも開始されている。NHK、WOWOWなど
●CS・・・通信・放送衛星。デジタルCS放送。スカパーなど
●CATV・・・ケーブルテレビ。インターネットやIP電話サービスもあり
●ADSL・・・電話線を使った高速インターネットサービス(1Mbps~12Mbps~)
●ISDN・・・デジタル公衆回線。ADSLへ移行する人が多い(64kbps~128kbps)
●光ファイバ・・・超高速インターネット。Bフレッツなど(10M~100Mbps)
この購読ページをご覧の方は、新築やリフォームなどの際に少しハイレベルな
電気配線/情報配線を希望されていることと思います。それではこれより具体
的な設計方法についてあなたにあったベストな形に仕上がるように色々な基準
や将来も考えた設計をご紹介します。
まずその前にどのような事に気をつけなければならないか、以下のワンポイン
トをチェックして、後悔しない将来設計を行うこととしましょう。
−− 余裕の持った将来設計 −−
情報配線は新築やリフォーム後、すぐに利用しないメディアであっても、
将来を見越した「将来設計」がなにより基本であり、大切です。
【先行配線形】
一番おすすめするのは工費のかかる工事は将来行うこととすることです。
すぐには使わないメディアの「端子」を壁に出しておかなくても、ここで
ポイントになるのは、とりあえずケーブルの配置だけ済ませることです。
端子をつけることは壁の外から後からでも簡単にできますが、ケーブルの
配線することはそういうわけにはいきません。場合によっては壁に穴を空
けてケーブルを通したり、天井裏に人が入って大きな工事が発生します。
そこですぐに使わないメディアケーブルを壁内に配置のみしておけば、必
要になった時に端子の工事だけを行えるようにしておくだけで、すぐに新
しいサービス等に対応することができるメリットがあります。
ケーブルを前もって用意しておくだけでは、新しい規格のケーブルが必要
になった際に対応できないため、次の「配管」の準備もお薦めします。
【配管設置形】
ケーブルを配置しなくても容易にケーブル工事を方法もあります。これを
「配管」といいます。水道などの管の工事と同様で、ケーブルを通すため
の電気配線用の管を設置しておくことで、ケーブル配線を容易にします。
こちらはケーブルをあらかじめ用意しておいた場合よりも、さらに多種多
様なサービスに対応できます。例えば新しい規格のケーブル(光ファイバ)
が必要になるサービスもこれにあたります。
−− 設計や発注、完成後における注意点 −−
住宅に限らず、新しいものを取り入れる時にはトラブルは付き物です。
住宅メーカーに工事依頼する場合は「自分のプランを明確にして、相手が
了承するところまで確認し、その工事の発注了承を文面で受け取り、大切
に保存しておく」ことをお奨めします。
仮に自分がしっかりとしたプランを提示しても、場合によって家ができて
から間違いを見つける事が電気配線に限らずよくあります。そのため、や
りとりも含めたFAX文面等が後からなによりの証拠となり、無償工事の
対応を約束するものとなります。
現場でアドバイスを受けたり設計に変更が生じ、その場で変更の要請を行
った場合でも、近いうちに変更部分の了承書を作成して再確認とサインな
どをお願いしましょう。また工事内容の打ち合わせを行った場合には、日
付や変更部分などをメモしておくのもいいでしょう。「論より証拠」とい
うことを忘れずに覚えておいてください。
−− メーカー/工事店の住宅情報化の対応 −−
住宅情報化はここ数年に家を建てた人が次世代の生活空間を意識して環境
を整えたこと、さらにこれを推進する団体などによって広まりつつある新
しい取り組みです。そのため大手の住宅メーカーであっても、家を販売す
るという大きな目的だけに着目し、住宅情報化に関して言えば施主が望ん
でいる設計や工事対応ができないメーカーが多く存在します。
これは施主の希望するネットワーク環境などが人それぞれに異なり、さ
らに家庭内インフラ整備が21世紀になった今でも発展途上にあるという
ことも複雑化させています。そして、新しい技術が次々と登場する中で、
住宅情報化をメーカーがマニュアル化することもとても困難なのです。
−− どのように設計すればよいのか −−
普通であれば電気配線などは全て住宅メーカーや工事店にお任せする場合
が一般的でしたが、結論的に私たち施主側がしっかりとした設計プランを
提示した方が、間違いなく本来望んでいる環境が完璧に整うことでしょう。
ここで大切なことは、初心者では住宅情報化はできないということはあり
ません。初心者の方であっても大丈夫ということです。まずは自分が新し
い家で生活しているイメージを思い浮かべてみてください。その部屋でや
りたいことをその部屋ごとに思い浮かべてください。
最終的に、どの部屋でもテレビをみたり、インターネットを使用したり、
電話をしたり、いろいろ実現したいことが出てくるはずです。そうなれば、
できるかぎり多くの部屋を住宅情報化しなくてはならないと思いますが、
それが本来の住宅情報化なのです。
どの部屋でも、どんな環境でも、快適にホームネットワークを使いたい。
それでは実際に、どのようなことがしたいのか、それによってどのような
準備(構築・設計)が必要になるのか、あなたのプランを設計することと
しましょう。
まずは簡単にイラストにした絵でもかまいません。やりたいことを明示化
して、あせらず本ページやホームページの内容を読み進めていきましょう。
がんばっただけ完成した後に実感するものが大きいはずです。がんばりま
しょう。
Last updated; 2007.9.1
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