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住宅情報化/情報配線




− 3−2.情報コンセント −

これからは各部屋でマルチメディアに対応できる住宅でなければ、情報化住宅 とは言えない時代が到来してしまいます。 2000年以降は、電気設備のメーカーから電話端子・ISDNバス・テレビ 端子・BS/CS端子やLAN端子をひとつのコンセント型パネルにまとめた 製品が発売されています。業界ではこれを「情報コンセント(マルチメディア ポート)」といいます。 これらのワンパネルでまとめられた製品も発売されてますが、意外に高価だっ たり、施主の希望するメディアの組み合わせがない場合は、個別で組み合わせ て作っても構いません。またその方がかなり安くなったりします。 理由は住宅メーカーは一般的な資材を大量購入して価格を下げて提供すること ができますが、情報コンセントは今でこそ、かなり情報化を意識した施主しか 設置しない傾向もあって特別取り寄せの部材になってしまうからです。 情報コンセントは電源系は電力分電盤(いわゆるブレーカー)、テレビ・電話 ・LANなどの配線は情報分電盤へとつながり、最終的に各種のメディアの専 用機器(テレビは分配器やブースター、LANはブロードバンドルーターやス イッチHUB)に接続されます。 各住宅メーカーも情報対応を売り込むため、情報コンセントを取り付けてサー ビス性をアピールする材料にしていますが、実際には標準2つ程度(2部屋分) であることがよくあるようです。つまり各部屋につけるということはフルプラ ンとなり、コンサルティング料や工費も高くなりがちです。 メーカー依頼のコンサルティングでは将来対応できないこともあります。オリ ジナルの最高の環境を作ることを目標として設計に取り掛かりましょう。
情報コンセントの定義

 ・電源コンセント(アース端子も検討材料)
 ・テレビ系端子 (TV/BS/CS/CATV)
 ・通信系端子  (TEL/ISDN)

  以上がひとつのパネル上にあるか、
  直近にあること

今までのコンセントやテレビ端子とは違い、多くのメディアが一個所に集中す る構成になります。各メーカーより1パネルでまとめられた様々な製品がカタ ログで紹介されておりますので、御希望のプランや組み合わせのタイプがあれ ば導入しても良いでしょう。製品種類は様々でLAN端子タイプも登場してい ます。詳しくは工事店や住宅メーカーにカタログを請求するとよいでしょう。 LAN端子などの組み合わせの製品がない場合には、今まで通りにバラのもの を組み合わせても情報コンセントとなりますので検討してみましょう。 1パネルの製品はフルに利用した場合、増設の際に別に枠を設ける必要も出て きます。もし端子増設の予定があるならバラのタイプで多めに空パネルを作っ ておくと、後から壁や枠作り作業をしなくても端子を増設できます。1パネル の情報コンセントよりも将来メリットはあると思います。 電源コンセントも必要な箇所には多めに設置することも大切です。コンピュー ターやAV機器が集中するところでは、分岐コンセントを使わなくても余裕を 持って確実にコンセントを利用できます。
Last updated; 2007.9.1
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