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住宅情報化/情報配線




− 3−3.電源系の設計と確保 −

情報配線の設計では情報配線に限った情報が多く、実際に住んでみてから不都 合な点などが出てきます。これを最小限するため当ページではトータル的なア ドバイスをしていますが、電源といったコンセントの数と電力系の配線設計も 既存の方式では後悔してしまうこともあります。 既存の住宅では2〜3部屋で1つのブレーカーを共有していることが多いです が、コンピューター機器は電気の瞬断や遮断に弱いため、住宅情報化では電力 の確保も視野に入れておきましょう。 まずブレーカ系の電源について考えてみます。最近では家庭内の部屋や階段、 廊下といった全てをそれぞれ個別のブレーカーで確保することで、ある部屋で 電力を多く消費してブレーカーが飛んでしまっても、他の部屋は大丈夫になる よう電力系の回路/ブレーカー数の構成は考えてもらいましょう。 一般的に12〜14回路(分岐ブレーカー)の電力用の分電盤を入れる場合が ほとんどのようです。最近のタイプではブレーカーが飛んだ場合に分電盤にラ イトが内蔵されていて点灯してくれるタイプのものもあります。 このページでは電力については詳細は触れませんが、工事店に回路/ブレーカ ー数と個々の設計、分電方法がどのように設計されるか問い合わせてみてくだ さい。個別設計をお願いすればその通りに施工してくれると思います。 コンセントの数は必要最小限でも構いませんし、多少の余裕をあったほうが、 電源ケーブルのたこ足配線の状態を無くすこともできます。これは施主の希望 で決めるものでしょう。 コンセントでアドバイスできるのは、通信機器が多く設置される場所には「個 別のアース端子」か「コンセント+アース端子の3極型コンセント」を用意し ておくとノイズ対策も後から講じることができます。 コンセントの数は住宅完成後の固定資産評価に影響する要素になりますので、 気になる方は管轄役所や電気工事店や住宅メーカーの方とお打ち合わせをした ほうがよいかもしれません。
Last updated; 2007.9.1
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